サプリメントデザイナーの仕事って?

2019/09/11 ブログ

サプリメントをデザインすること サプリメントデザイナーであること
 

私、からす堂店主〈こてんぐ〉の仕事は二つあります。 一つは、ライフワークとして絶倫の探求。 以前のブログでおなじみの「誰でも絶倫になれる」でまったり楽しくやらせていただいてます。
 

そしてもう一つが、サプリメントデザイナー
 

サプリメントをデザインすると言っても、分かるようで分からないと思います。 というわけでその仕事内容をさらっとご紹介します。
 

現在国内で本当に多くのサプリメントが売られています。 OEMで作られているものを除くと、 素材配合、原料メーカー選定(同じ素材でも卸メーカーによって品質が違う)、 形状、目安飲用量の設定がデザインされています。 この部分が私の担う仕事になります。
 

メーカーで言えば、商品開発と言ったらいいのでしょうか。 実際に商品として消費者に届くまでには、 パッケージのデザイン(これはビジュアルデザインの仕事)をしたり、 コスト、品質維持を考えながらの製造、 マーケティング、販売といったことが行われます。
サプリメントをデザインするってどういうこと? ちなみに、この写真はビジュアルセンスのある人による デザインアートです。実際のサプリメントのデザインは地味な仕事です。


現在、健康をサポートする数多くの商品が手軽に飲めるようになった半面、 デザイナー視点からすると、良質でないものも出回っています。
 

実をいうと、サプリをデザインするというのは、 誰にでもできることです。
 

変に聞こえるかもしれませんが、 それはこういうことです。
 

例えばあなたが、 「大好きなおばあちゃんにいつまでも元気でいてほしいな。  そうだ、おばあちゃんのために特製サプリを作ってあげよう。」 と考えました。
 

形の上では、「おばあちゃん専属サプリメントデザイナー」の誕生です。
 

おばあちゃん、最近膝が痛いって言ってたな・・・そういえば、コンドロイチンがいいって聞いたことがある。 新聞の字が見えづらいって言ってたな・・・ブルーベリーとかルテインがいいらしい。 時々物忘れするのかな・・・、耳が遠いみたい・・・、年寄りはインフルエンザにかかりやすい・・・、・・・・・・。
 

こうやって特製サプリが完成します。
  (おばあちゃん一人のために製品化するのが現実的かどうかは別にして)
&あなたというサプリメントデザイナーが誕生しました・・・。  
 

本当にそうでしょうか?
 

確かに特製サプリは完成しましたが、 あなたのやった仕事というのはサプリメントデザイナーの仕事ではありません。  
 

もう一度書きます。
 

サプリをデザインするのは誰にでもできる。 しかし、 それはサプリメントデザイナーの仕事ではない。
 

あなたのやった仕事は、 おばあちゃんの気になる体調に対して 良いと言われる素材を「対症療法的に」配合していっただけなのです。
 

サプリメントの本質である
①体に優しい
は満たしていても、
②全身に作用してバランスよく体調を引き上げる
の視点が欠けています。
 

続きは、次回で。